私事ですが、7月初旬に金沢〜富山をめぐる北陸ひとり旅に出かけました!
北陸といえば、やっぱり海鮮。
絶対にお寿司は食べると決めていたので、湯山さんのご著書『女ひとり鮨』にならって、私も「女ひとり鮨」を決行することに。
1店舗目「まわる寿し もりもり寿し 近江町店」
まず向かったのは、金沢・近江町市場にある「まわる寿し もりもり寿し 近江町店」。
リーズナブルにおいしいお寿司を食べられる超人気店です。朝10時台に向かったにもかかわらず、すでに先客がたくさん。整理券を受け取り、順番を待って入店します。
カジュアルな回転寿司スタイルながら、ネタは新鮮。職人さんが目の前で手早く握ってくれます。
寿司屋で感じる、職人と客との暗黙の呼吸やお作法、そして謎のプレッシャー…。
それらをほとんど感じることなく、気軽においしいお寿司を味わえるのが回転寿司の魅力です。
こちらも大変おいしかったのですが、食べている途中、ふと私の中のチャレンジャーが囁きました。
「これはこれでいいけど、まわりは子供・ファミリーばかり…。
おい!こんなに日和っていていいのか……?
お前は女ひとり鮨をやりに来たんだろ?」
ということで、「もりもり寿し」で大量に、文字どおり“もりもり”食べたにもかかわらず、間髪を入れずに2店舗目を探す旅へ出ました。
2店舗目「大國鮨」
観光客向けのお店が並ぶ近江町市場を抜け、少し外れた路地を歩いていると、何やら良さげな寿司屋の看板を発見。
その名も「大國鮨(だいくにすし)」。
こちらは、燻し銀の風格をまとった本格寿司店です。
湯山さんの言葉を借りれば、
「単身、駒井組に乗り込む、唐獅子牡丹を背負った高倉健」
のような覚悟で、のれんをくぐります。
桐のカウンターの向こうでは、年配の大将と女将がお出迎え。
先ほどの回転寿司とは客層もまるで違い、店内には、妙齢のなんとも洗練されたご夫婦が2組ほど座っていました。
よりによって私は、水森亜土ちゃんかヒッピーのような格好。。。
大将と女将は一瞬ギョッとした表情を浮かべたものの、快く案内してくれました。
よかった。。。(ほっと胸を撫で下ろす)
こちらは、おまかせのみ。
念願だった、のどぐろと白エビにも無事ありつくことができました!
一貫一貫に、昔ながらの職人の技と美学が光ります。
すでに1店舗目で1.5人前ほどのお寿司を食べてきたため、お腹はかなりいっぱい。
それでも、出されたお寿司はすべて完食しました。
最後には女将と談笑するほどの仲に。
入店時の張り詰めた緊張から、少しずつ場に溶け込み、最後には会話を交わして店を出る。
この緊張と緩和こそ、「女ひとり鮨」の醍醐味なのかもしれません。
3店舗目「鮨 順風満帆」
3店舗目は、ところ変わって富山。
実は出発前に、「北陸でいちばん海鮮がおいしいのは富山」という話を聞いていました。
それならば、なんとしてでも富山でお寿司を食べて帰らねばならぬ!
そう決心してお邪魔したのが、「鮨 順風満帆」です。
やはり、前評判どおりのおいしさ!
しかも、おまかせランチにもかかわらず、富山の地物であるベニズワイガニやガスエビ、スミイカなどが次々と登場する贅沢さ。
北陸の海鮮の粋は、富山にあり。
思わずそう言いたくなるほど、土地の恵みをたっぷりと味わえるお寿司でした。
以上、長々と書き連ねましたが、ひとりでふらっと店に入り、カジュアルに楽しむのもよし。
高倉健のような渋さをまとい、ハードボイルドにのれんをくぐるのもよし。
店に入るまでの緊張も、職人との距離を測る時間も、最後に少し会話を交わす瞬間も含めて味わう。
それが、「女ひとり鮨」の哲学なのだと感じました!





