映画、音楽、小説、美術とおよそ表現には、「語り口」というものがあります。その作家を作家たらしめる要素であり、古今の人気作家たちはそこにワンアンドオンリーの魅力があるわけで、だからこそ、ファンや崇拝者がつくわけです。
村上春樹は、その「語り口」の塊みたいな作家であり、海外の文学を翻訳したような文体、日常に現れる奇妙な出来事とその容認(たいてい動物が現れる)つまりハルキ的不思議世界、現実と夢とのないまぜ、自ら自身の奥底に降りていこうとする主人公などなど。
でもって、この新作、その「語り口」はフルセットであり、彼のファンは「待ってました!」という感じなのでしょう。
さて、村上春樹小説の主人公としては初めての女性、ということで、今までもフェミニスト女性に関して悪意むき出しに描いた作家が(まー、確かに私も苦手なタイプのフェミですが)、どう女性を描いたか、というところが今回の読書ポイントのひとつではあります。
しかも、今回は主人公の母も出てきて、母娘関係が語られるという、今現在、そんなことに手をつける男性作家がいったいいるんだろうか?! という分野に手を出してしまっているのですよ!!! 多分、ほとんどの男性が反射的に拒否する中高年女性ですが、その怪物的ステロタイプを作者はどう乗りこなす(こなさない)のか? というところにも注意して読み進めてください。
また、彼の「語り口」はなぜ、全世界の人々の心をつかむのか? というそもそも論も考えてみたいものです。
併読書としては、信田さよ子『母が重くてたまらない』、山岸凉子『メディア』よしなかふみ『愛すべき娘たち』らへん。こちら、全て必読書です。
#夏帆#村上春樹#湯山玲子
◾️備考
・未読でもご参加可能です。
▪️タイムテーブル
20:15-20:25 受付、冒頭
20:25-21:05 読書会(3-4名毎)
21:05-21:45レクチャー
▪️お願い事項
・読書会班分けをしますので、お早めのお申し込み、開始時間までに参加のご協力お願いします。
・zoom参加時には読書会登録名に変更して
ご参加ください。
https://support.zoom.com/hc/ja/article?id=zm_kb&sysparm_article=KB0061892
◾️当日の連絡
メンバーの方はこちらのイベント欄にご連絡ください。
ゲストの方info@yuyamareikocultureclub.comまでお願いいたします。
- 日時:
- 2026年10月29日(木)20:15 〜 21:45
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- 詳細は、参加後に案内いたします
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カルチャークラブ事務局
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