今年7月にNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)プレミアム・ジャパン・ツアーが群馬、神奈川、愛知で開催されます。クリスタル・パイト、マルコ・ゲッケ、ウィリアム・フォーサイス、ガブリエラ・カリーソ、シャロン・エイアール&ガイ・ベハールら5組の振付作品が3作品ずつ日替わりで上演され、近年の現代ダンスのトップクリエイター達が集結する見逃せないスペシャルな公演です。
第42回の湯山ゼミはこの公演を招聘した日本を代表するプロデューサーの唐津絵理さんをゲストにお迎えして、コンテンポラリーダンスが現代社会で果たす役割や、その表現の限界と無限の可能性について考察していきます。
🔹ゲストプロフィール
唐津絵理(からつ えり)
愛知県芸術劇場芸術監督(アーティスティックディレクター)。お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。舞台活動を経て、1993年より日本初の舞踊学芸員として愛知芸術文化センターに勤務。2000年に所属の愛知県文化情報センターで第1回アサヒ芸術賞受賞。2010年~16年あいちトリエンナーレのキュレーター(パフォーミング・アーツ)。大規模な国際共同製作から実験的パフォーマンスまでプロデュース、招聘した作品やプロジェクトは200を超える。DaBY設立を機に、ダンス、パフォーミングアーツ領域全体の活動環境の整備、アーティスト・ダンサー・スタッフの権利擁護、観客・市場拡大施策等に積極的に関わる。セガサミー文化芸術財団理事。著書に『身体の知性』等。令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞。