「人並み」が苦手なワルい子さんたち、集まれ!!

    湯山玲子のカルチャークラブはこの夏、セカンドシーズンを迎えて、『ワルい子のための読書会』と、大きくスタイルを変えていきます。

    そのローンチを記念して、主宰で部長の湯山玲子が、自らの読書ライフからお伝えする「読書が生活や人生にもたらしてくれるもの」を本の読み方、選び方などのコツなどの実践とともに、『ワルい子のための読書会』の魅力をお伝えしつつ語るのがこのトークショウ。

    さて、湯山玲子部長はおしゃべりカルチャーモンスターと称しておりますが、得意ジャンルの音楽、映画、演劇、アート、グルメ、ファッションなどでの論述、発言等々の体力の基本になっているのは、全て本(映画含む)。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本がベストセラーになりましたが、その答えは簡単でそもそも労働が過酷だから。しかしながら、youtubeダラ見の安らぎ時間を、読書に費やしてみれば、1年後の自分は想像もできなかった立場や人間関係の中に存在しているかもしれないのです。それほど、読むことの血肉化と心の中のパワースイッチ具合は凄い!

    読書は自分だけの楽しみですが、それを言語化して、人に話したり書いたりのアウトプットすると俄然、本が自分の一部になっていく。それは、大学で教えたり、人前で話したりする機会の多い湯山部長の体験からも明らかであり。読書会のメリットはそこにもありますね。

    「時間がないから読書は難しい」とは、これ全ての人が思い悩む件。しかし、様々なプロジェクトが同時進行し超忙しい毎日を送っている身からすると、「それでも本は読める。意外にもより濃密に!」というのが実感。自分においても実際に読みこなす量は、時間がたっぷり合った学生時分よりも、増えているのです。これは「何を読書体験というのか?」という件にも関わっているので、そのあたりはトークショウにて! 

    これから本をたくさん読んでいこうという人は、受験勉強のごとく「世間相場でタメになる本」を義務のようにこなす傾向アリなのですが、『ワルい子のための読書会』は、とにかく「読む自分」が主人公。ワルい子というのは、世間様のフツーに居心地の悪さを感じていて、すべからくを盲信せず常に「ん?!」という疑いの目を向けてしまう、扱いにくい人間の総称です(そういう方々に是非、入会してほしいなあ・・・・)。

    今周辺の世界は、これまでのニッポンの当たり前から大きく変化していることはご存じの通り、安心、安全はみんな一緒ならば確保できるという楽園からすでに追い出されている私たちは、世界の"非常識"な感性や存在、これからどんどん目の前に立ち現れるだろうフェイクな楽園の正体を本から知る必要があるのです。

    というわけで、まずはそのファーストステージがこのトークショウ。

    是非、足を運んでいただければ幸いです。


湯山玲子
(部長という名の主宰)