AIやSNSのアテンションエコノミーの日常化によって、歴史を通じて拠り所にしている人間観がグラグラと揺らいでいるのは周知の通り。家族、性、共同仕事など、人間の当たり前、という部分に切り込み、周到な物語性を持って価値を+そこのところに衝撃的なアイディアと物語性を持つ小説を世に出し続けている村田沙耶香作品はまさに、ワル読メンバーの本棚に必須不可欠なラインナップと言えるでしょう。
さて、1月の課題本は『アテンションエコノミーのジレンマ』でしたが、人間とSNS、AIの現状と未来を衝撃的に理解したアタマで村田作品を読むと、これがまた面白い! こういった、興味の連鎖は「カルチャーの歩き方」の醍醐味ですよね。
さて、村田沙耶香攻略の第一弾は、『地球星人』。『コンビニ人間』で、アリストテレスの昔から存在する自己実現と社会貢献の調和、つまり仕事による幸福、といった価値観を凍り付かせ、『消滅世界』では、生殖とセックスに切り込んだ矢先に発表された本作は、今密かに世間に浸透している「人間、やっぱりこの先限界だ」モードを徹底的に煮詰め、誰もが息をのむ驚愕のラストシーンが用意されています。
悪ドクでは、読書体験とシンクロする社会・文化状況をも読み込んでいくことを醍醐味としていますが、まさにこの期間ロードショウ公開される、ヨルゴス・ランティモス監督の宇宙系陰謀論者を巡る怪快作『ベコニア』がナイスなサブテキストになるはず!
2月のあとは、ついに村田沙耶香作品の最新作の長編『世界99』(上・下)が課題本です。長編なのでぜひ、お早め入手を! 3月26日のブッククラブにて取り上げたいと思います。
『地球星人』by村田沙耶香。心して読み始めてください。
▪️タイムテーブル
20:15-20:25 受付、冒頭
20:25-21:05 読書会(3-4名毎)
21:05-21:45レクチャー
- 日時:
- 2026年2月26日(木)20:15 〜 21:45
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やまゆやま
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- 4人(定員30人)
