湯山玲子カルチャークラブでは、2026年5月17日(日)、高輪ゲートウェイに新たに誕生した文化拠点「MoN Takanawa」にて、一夜限りの特別なライブパフォーマンスを目撃してきました。
デトロイト・テクノの巨人、ジェフ・ミルズが手塚治虫の『火の鳥 未来編』を音楽で描き出す完全オリジナル公演。テクノ×ジャズ×邦楽という、まさに当クラブが標榜する「ジャンルレスな知の越境」を体現するステージです。
🌌 音と映像で綴られる『未来編』のシンフォニカー
会場の「Box1000」に足を踏み入れると、そこはすでに異空間。
ジェフ・ミルズの緻密なビートをベースに、上原ひろみさんの情熱的なピアノと、LEOさんの繊細かつ力強い箏(こと)が重なり合います。
テクノという未来的な音像の中に、箏という伝統の響きが混ざり合う瞬間は幻想的と言って良いものでした。手塚治虫が描いた「輪廻転生」の世界が音になっていきました。
SF的な冷徹さと、生命の根源的な熱量がぶつかり合う、圧巻のアンサンブルでした。
また、演奏に合わせてスクリーンに『火の鳥未来編』の映像が流れたり、会場全体を覆う光の演出が加えられたり、幻想的かつ刺激的な雰囲気を盛り上げていました。
🎹 圧巻の出演陣
• ジェフ・ミルズ:「作品が発表された1968年、日本で何が起こっていたか?学生運動などの社会不安に対して『火の鳥』という作品を通して手塚治虫はメッセージを送りたかったのではないか。今回、ストーリーではなくセグメントを感情にして表現してみたい」と事前のインタビューで答えていました。
• 上原ひろみ:その一音が火の鳥の羽ばたきのように、会場全体の空気を切り裂く瞬発力のある演奏。
インタビューでは、「火の鳥の世界観の中、ジェフ・ミルズさんが、私、そして箏のLEOさんと創る宇宙、今からとても楽しみです。その瞬間にしか生まれないものを掴みに行きたいと思います」と答えていました。
• LEO:箏(こと)という楽器の可能性を極限まで引き出し、エレクトロニックな世界観に深淵な「和」の精神を注ぎ込む。筝という楽器がエレクトリックな楽器になっていました。
インタビューでは「ジェフ・ミルズさんが描く壮大なサウンドスケープの中で、箏という楽器の音がどのように響くのかとても楽しみです。上原ひろみさんと同じ舞台で「火の鳥」の物語を音で紡げることを光栄に思います」と語っていました。
📸 現場の空気感:新しい「文化の門」が開くとき
(湯山さんと海外からの湯山さんお友だちとメンバー歓談風景)
会場となった「MoN Takanawa」の開館記念プログラムということもあり、参加メンバー一同、新しい時代の文化が産声を上げる瞬間に立ち会ったような、不思議な高揚感に包まれました。
「火の鳥は、死と再生を繰り返す。今日の演奏も、この場所でしか生まれない一度きりの名演だった」という感想が漏れるほど、深い音楽体験となりました。
終演後は、もちろん有志で感想戦へ。 テクノから手塚マンガ論、そして現代のさまざまなカルチャーまで、当クラブらしい対話が夜遅くまで続きました。
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2026/05/18 19:03
【課外活動報告】☄️ ジェフ・ミルズ presents 『火の鳥』ー 宇宙と輪廻が交差する一夜



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